コクーン歌舞伎「桜姫」
観て参りました。
桜姫は実は初めてなので、歌舞伎ではどうなのか分からないけれど。
なんだか涙が出ました。
運命に翻弄された魔性の女、という筋立てなんでしょうけれど。
「それでも、顔を上げて生きていく」
そう、人は、女は、なにがあっても、生きていかなければならない。
プログラムを見ると、「桜姫という人はよく分からない人」であると書かれているが、何故かわたしはどっぷりと感情移入し、そして感動してしまいました。
よく分からないのは清玄の方だ。
勝手に岡惚れして、高層という立場を失って堕落して、一緒に死んでくれと迫る様はタダのストーカー。
しかし、最後、妙にいいとこ取り。……まあ、死んじゃうとみんないい人なのかな。仏様って言うくらいだしな?ってくらいちょっと強引。これがいわゆる南北のご都合主義か。まあ、いいけど。それで救われる部分は大きいから。
そして最近ドンドンと美しくなる七之介。
顔の骨格まで変わってきましたよねぇ?今はやりの小顔矯正とかやってるのかしら?
そして立ち居振る舞い、声の張り方、啖呵の切り方には坂東玉三郎丈の影がちらほら。
首の表情なんて、玉三郎丈本人を見るかのよう。
玉さんが手取り足取り教えたのではないか。
そんな風に思えました。
そして、一時は無理かと思っていた母との観劇。
「面白かったわね!」と上機嫌で帰って行きました。
そっか、面白かったのか、と軽く拍子抜けしつつ、でも楽しんでもらえたなら良かった、と思いました。
観劇後には東急本店8階でまたもや汁そば。
この店のラー油が、なんか凄かった。
辛くはないけど、今時の沖縄風ラー油みたいな感じで具が一杯。
で、焼き餃子をまたもや。
んー……?
太りそう?
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