爆裂都市
と言うわけで懐かしくなって貼ってみる。
「爆裂都市」
監督石井聰亙です。
私は倉田恵子という名前の時に、この映画の演技事務をしていました。
美術には尾上克郎と阪本順治の名が。
尾上さんは特撮研究所に所属。
阪本順治は以前このブログでもちょっとふれましたが、もちろん映画監督。
あと、助監督に緒方明・松岡譲治。
他にもたくさん居ると思う。
良い思い出も辛い思い出もこの映画の中にたくさんあります。
とにかく現場が寒かった。
それまで寒さには強い方だと思っていましたが、この映画の川口のロケは死ぬかと思いました。
にもかかわらず、役者さんに向かって冷水放射とかして、人間の限界を見たような気がします。
そして、そんな役者さん(私はエキストラ専門)に電話して来ていただくのが私の仕事でした。
仕事って言ったって、お金は貰ってなかったような気がするけど…。
北青山の事務所に詰めて電話しまくり。
だんだん誰に電話しているかも分からなくなる。
そんなとき現場から「明日のエキストラ100人追加」とか電話が入る。
現場にまだ行ってなかった私は状況が分からないまま、伝聞で相手に場所と時間を告げる。
実際に現場に行ったとき、皆こんなところで一晩明かしてたんだと驚愕しました。
当時のロッカーズやルースターズのファンの中高生が主でした。
しかも集合時間にちゃんとスタッフが迎えに出ていなかったりもしていたらしい。
事務所をシェアしていた原プランニングには武田久美子が所属していて、当時はまだ十代でした。
事務所には町田町蔵が革ジャンを届けに来てくれたりもしていた。
ああ、語り始めると長くなるし、この辺で。
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